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Text File
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1995-08-19
|
10KB
|
284 lines
Black-HIRAKU CD Player V2.1 L11
使用説明書
1.はじめに
Black-HIRAKU CD Player V2.1 L11(以下BCDP)は、サイドワークで
の使用を前提に作られた、キーボードのみですべての操作が可能なCDプレーヤー
です(マウスを使ったGUI的な操作も可能です)。
動作確認環境
FM-TOWNS 2F
TownsOS V2.1L30
必要サイドワーク用領域:最低220KB
主な機能・特徴(☆はBCDP-V2.1になってからの追加機能)
○サイドワークでの利用が可能
○CDLファイル対応(システムソフト添付の「CDプレーヤー」
「M.J.KOZOU」氏作のWHIPSシリーズで
作成が可能です)
☆マウスを使ったGUI的な操作を実現
○キーボードのみで、全ての操作が可能
(一部の機能はキーボードでのみ利用可能です)
☆狭い画面で、聞きたい曲を素早く選択できる「セレクトモード」搭載
☆CDの電子ボリュームの操作が可能
BCDPの最大のウリは、全ての操作をキーボードのみで行えるようにしてある
事で、これにより、ホットキーと呼ばれる「コントロールキー&エスケープキー同
時押下」でサイドワークとして起動した場合、キーボードからマウスまで手を延ば
す必要がなくなります。
2.起動方法
BCDPは、通常アプリケーションと、サイドワーク用アプリケーションのどち
らのソフトとしても起動が可能です。
2-1.TownsMENUからアイテム登録で起動
BCDP.EXPを、アイテムとして登録して下さい。
登録条件は以下のように設定してください。
タイトル:Black CD Player
パラメータ : CDLファイルを持っている場合は、そのファイ
ル名をドライブ・ディレクトリ名と拡張子を含めて
フルパスで書いてください。CDLファイルがない
場合はパラメータに何も書かないで下さい
例)
DドライブのT_TOOLディレクトリにCD_LIST.CDLという名前で
CDLファイルを持っている場合
D:\T_TOOL\CD_LIST.CDL
アプリケーション種別:MS-DOS以外のどれでも可
ディレクトリ移動 :あり/なし どちらでも構いません
登録したアイテムをTownsMENU上で実行すれば、BCDPが起動します。
CDLファイルを利用しない場合は、ファイルモードから直接BCDP.EXPを実行して
も起動させます。
2-2.サイドワークとして登録
システム設定を起動して、まずサイドワーク領域を確認して下さい。最低でも
220KBの領域が必要です。
次に、以下の条件でBCDP.EXPを登録してください。設定する場所は、どこでも構
いませんが、システム付属のサイドワーク用CDプレーヤーと同じ機能は持ってい
るので、それを「変更」しても構わないでしょう。
タイトル :Black CD Player
ショートカットキー:適当に指定してください
パラメータ : TownsMENUアイテム登録のパラメータと同
じ要領で指定してください
3.使用方法
3-1.BCDPの画面の概要
BCDPを起動すると、以下のようなパネルが表示されます。
+------------------------------------+
| Black-HIRAKU CD Player V2.1 L10 |
+------------------------------------+
| 第1行 |
| --------------------------- |
| 第2行 |
+------------------------------------+
|+-+ +-+ +--+ +---+ +--+ +-+ +--+|
||00| |■| |《 | | >|| | | 》| |%| | 126||
|+-+ +-+ +--+ +---+ +--+ +-+ +--+|
+------------------------------------+
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
| 停止 前曲 再生/ 次曲 音量変更 音量
| ボタン ボタン 一時停止 ボタン ボタン
|
演奏中の曲番号
起動すると、CDドライブの中にCDが入っていてCDLファイルが指定されて
いる場合は、まずそれを読みに行きます。CDLが指定されていなかったり、CD
Lに該当するデータがない場合は、CDタイトル「未登録CD」、各曲名は非表示
となります。
次に、第1行にCDのタイトルが表示されます
入っていたCDが、データ専用のCDであった場合は、「データ専用CDです」
と第2行に表示して、CDの入替えか「終了」の指示をうけるまで待機します。
また、CDを途中でCDを抜いたり、始めからCDが入っていない場合、さらに
CDの確認に手間取っている場合は「CDを確認中です」と第2行に表示し、CD
の確認ができるか、「終了」の指示をCDの確認を続けます。
音楽CDが入っているのに、いつまでも「CDを確認中です」と表示され続けた
ら、CDを入れ直してみてください(特に縦型タウンズ)。
マウスでボタンをクリックするか、キーボードでキーを入力すると、それに対応
した機能が実行されます。
音量変更以外の指示は、一度入力すると、マウスのボタンを放したり、キーボー
ドのキーを放さないかぎり、次の指示を受け付けません。
ただし音量変更機能だけは、その指示を出しっぱなしにすることができます。
以下の説明において、単純に「クリック」と表記された場合は、左クリックを示
します。
3-2.再生(Play)
「再生/一時停止」:[P] ←-- 再生/一時停止ボタンを
クリックするか、キーボー
ドの[P]を押すことで指
示の入力となります
CDの確認が終わっていて、停止中であれば、CDの最初の曲から演奏を始めま
す。
なお、キーボードの操作説明では、キーをアルファベットで表記しますが、実際
のキーボードの状態(かな/カナモード、漢字モード、全角/半角モード)とは一
切関係なく入力を読み取りますので、たとえば「カナ」モードになっていたとして
も、なんら気にする事なく、そのままの状態で正常にキーボードの操作を行えます。
3-3.一時停止及びその解除(Pause)
「再生/一時停止」:[P]
CDが演奏中であれば、一時停止を行います。
一時停止状態ならば、その解除を行います。
3-4.停止(Stop)
「停止」:[S]
CDの演奏を停止させます。
停止中に停止の指示を出しても変化はありません。
3-5.次曲
「次曲」:[→]
次の曲の演奏を開始します。
停止中の時、最終曲を演奏中の時は、最初の曲の演奏を開始します。
3-6.前曲
「前曲」:[←]
演奏開始後1秒が過ぎていたら、その曲の頭から演奏しなおします。
演奏開始後1秒が過ぎていない場合は、前の曲から演奏を開始します。
停止中の時、最初の曲を演奏中の時は、最終曲の演奏を開始します。
3-7.音量増加
「音量変更」の上半分:[↑]
CDの音量を2単位で0~126の範囲で増加させます。
3-8.音量減少
「音量変更」の下半分:[↓]
CDの音量を2単位で0~126の範囲で減少させます。
3-9.BCDPの位置の変更
ボタン以外のパネルの部分にマウスカーソルを合わせてクリックし、任意の位置
へドラッグすることで、BCDPのパネルの位置を変更できます。
3-10.終了
右クリック:[(エスケープキー)]
BCDPを終了します。現在の演奏状態、音量は維持されます。
3-11.セレクトモードへの移行
BCDPは、狭いパネルの中で手早く好きな曲を選択するための機能として「セ
レクトモード」というものを搭載しています。
ここでは、そのセレクトモードについて説明します。
CDの演奏状態に係わらず、[N]又は[B]キーを押すと、[N]の時は次の
曲、[B]の時は前の曲の曲名が第2行に表示され、演奏中の曲番号の表示も変化
します。
この時はまだ、CDの演奏そのものは変化しないので、演奏したい曲の曲名・曲
番号が表示されるまで、[N][S]を繰り返し押して下さい。
演奏したい曲の曲名・曲番号が表示されたら、[P]キーを押してください。表
示されている曲から演奏が開始されます。
セレクトモードへの移行は、どのような演奏状態からでも行えます。
演奏中にセレクトモードへ移行した場合で、やはり現在の曲の演奏を続行したく
なった場合は[C]キーを入力してください。セレクトモードがキャンセルされま
す。
4.謝辞
CDLファイルを発案なされたWHIPS氏に対して敬意を表し、CDLファイ
ルに関する質問に丁寧な回答を下さったことに感謝の意を表します。
5.参考文献
Oh!FM-TOWNS1992年6月号掲載
「サイドワークはこう作る!」(EAST氏著)
6.著作権・再配付について
Black-HIRAKU CD Player V2.1 L10の著作権は、
作者のBlack-HIRAKU(PEA01550)が持っています。
再配付については、事前に再配付先などの連絡を下されば、無承諾で再配付して
くださって構いません。
ただし、ファイルの構成は再配付者などを書いた注意書きのテキストファイルの
追加以外は、変更しないでください。また、ドキュメントの変更もしないで下さい。
7.意見・苦情などについて
本ソフトの使用によりどのような損害が生じても、作者は一切責任をとりません。
バグなどを発見した場合、付けてほしい機能があった場合などは、パソコンネット
『ニフティーサーブ』上にて私に直接メールを下さるか、どうネット上のフォーラ
ム「FTOWNS1」の「プログラム開発者の情報交換室」に書き込んで下されば、
随時対応するつもりでおります。
使用した感想などもメールで受けますので、思いつく事などございましたら遠慮
なくメールを送ってください。
8.履歴
1995年4月28日
V2.1 L.10 ニフティーサーブにて発表
1995年8月
L.11 フリコレ11に応募
○「位置の変更」の際に、凹パネルを表示していたものを枠のみの表示に変更。
○サイドワーク起動時に、背景として残る元のプログラムのグラフィックが色の
変化を起こさないように、BCDP用のパレットを後ろ側から設定した。特に、T-
MENUからサイドワーク起動した場合はほとんど画面の色合いが変わらなくなった。